みなさん こんにちは(^^)
今回は、道具のトリセツです。
「ゴルフボール」についてお伝えしていきます。
この記事は、約6分で読み終えることができます。
ゴルフの上達はボールを決めることから
「ボールってなんでも良いんじゃないの」は間違い!?
初心者や経験の浅いゴルファーなどは、打ってもすぐ池・OBなどに入れて失くしてしまうからと、安値のボールを選ぶ傾向にあります。
金銭的な面もあるのであまりゴリ押しはしませんが、ボールは「なんでも良い」という解釈は捨てて下さい。
ロストボールでも安値のボールでもいいから、なるべく同じメーカー・種類のボールを使うようにすると良いでしょう。
なぜならボールのメーカー・種類がバラバラだと、ゴルフにとって肝心なアプローチ・パターの「距離感」が養えにくくなります。
ゴルフの上達を考えるなら、とにかく「使うボールを決める」ことが大事なことです。
ゴルフボールの種類・特徴
ゴルフショップなど店頭には、たくさんのメーカー・色・種類のボールがならんでいます。
「使うボールを決める」と言われても、正直どのボールを選んでよいかわからないと思います。
これから、ゴルフボールの種類・特徴について説明していきますので、ボールを決めるのに参考にして下さい。
ディスタンス系
ボールの種類は大きく分けて2種類、「ディスタンス系」と「スピン系」になります。
まず「ディスタンス系」のボールは、スピン量を抑えて飛距離が出やすいという特徴があり、ボールの表面である「カバー」は硬いが、中心部分である「コア」が柔らかいので、ソフトな打感になります。
※.ちなみに、ディスタンス(distance)とは、英語で「距離」という意味です。
さらに、ディスタンス系はスピンの量を抑えますので、初心者などスライサーの方には、スピンを抑えて曲がり加減を少なくするので、オススメのボールとなります。
また、ボールの値段も安いものが多いのも初心者にはオススメの理由のひとつと言えるでしょう。
スピン系
「スピン系」はディスタンス系と逆で、飛距離は出にくいがスピンはかかりやすい特徴があり、カバーは柔らかいがコアは硬いという構造です。
プロゴルファーなどが、グリーン上でキュッと止まるアプローチが打ちやすいのは、スピン系のボールになります。
ドライバーなど飛距離を求める場合は「ディスタンス系」、ショートゲームなどボールを止めたいのなら「スピン系」が良いでしょう。
ディスタンス系・スピン系ともに使うことは、1番オススメできません。
いくつかの層に分かれている!?
ボールは外から見たのでは、さほど違いはありませんしどれも同じに見えるでょう。
しかし、その内部はいくつかの層に分かれ、使われている素材もボールによって異なっています。
2ピース3ピースって聞くけど!?
ボールを輪切りにした断面図のように、まずボールの表面が「カバー」、中心部を「コア」と呼び、その間にある層が「中間層」と呼ばれています。
カバーとコアの2層構造なのが2ピースで、中間層が加わると3層の3ピースになります。
現在は、4ピースや5ピースなどやコアも2層構造のものもあり、かなり複雑な構造になっています。
最近主流の第3ボールとは!?
この内部の構造を変えることで、ディスタンス系スピン系の両方の長所を兼ね備えた「第3のボール」が、最近は多く出回っています。
この第3のボールが、性能もよく値段も高いというのは言うまでもありません。
ボールを飛ばすのに必要な3つの要素
ボールを遠くに飛ばすのに必要な要素は、「初速」「打出し角」「スピン量」の3つですが、クラブヘッドの芯(スウィートエリア)に当たることがさらに必要です。
それでは、この3つの要素を説明していきましょう。
初速
初速というのは、インパクトでボールの反発する力で生まれるボールのスピードのことを言い、初速が速いと飛距離は出ます。
このボールの初速が飛距離に最も影響をあたえるものと言われてますが、初速だけが速くても飛距離は出ません、
以下に説明する適正な「打出し角」「スピン量」が必要になります。
打出し角
これは、インパクト後にボールが飛び出すの角度のことを言います。
いわゆる「テンプラ」のような高すぎる打出し角、地をはうライナーような低すぎる打出し角では距離は出ませんので、適正な角度が必要になります。
ドライバーでの適正な打出し角は、ヘッドスピードによって異なりますが「約12~14度」とされています。
スピン量
ゴルフボールが飛んでいる時、必ず飛ぶ方向とは逆のバックスピンがかかっており、それを数字で表したものが「スピン量」です。
パターを除いて、1番スピン量が多いクラブはロフト角が多いSW(サンドウエッジ)で、1番スピン量が少ないクラブはロフト角が少ないドライバーとなります。
スピン量が多すぎるとボールは高く吹き上がってしまい、飛距離は出なくなってしまいます。
反対にスピン量が少なすぎると、野球のフォークボールのように途中で失速してストンと落ちてしまい、これも飛距離をロスします。
ドライバーでの適正なスピン量は、「約2500回転/分」とされています。
シミュレーターで計測して最適なボール選びを!?
この3つの要素は、見た目ではハッキリとわからないので、ゴルフショップなどのシミュレーターで計測することができます。
計測してこの3つの要素を満たすようなボール選びをすると、ボールを変えるだけで飛距離を稼ぐことは可能です。
ただし、これを満たす第3ボールは値段も高いですから、ご自分の懐事情と相談の程よろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
では、(^_^)/~