みなさん こんにちは(^^)
今回は、TVや雑誌等各メディアで注目、埼玉のゴルフスクールImpactも採用の
「4スタンス理論」についてお伝えしていきます。
この記事は、約6分で読み終えることができます。
4スタンス理論とは!?
どんなスポーツにも共通の動かし方はある。
ゴルフだけでなく他のスポーツでも、「万人共通」の身体の動かし方があります。
例えばマラソンでは、「腕を振る」「頭を動かさない」「背筋を伸ばす」など、
個性関係なく、人間(ヒト)としての正しい身体の動かし方ということになります。
共通とは別の「個性を重視した」動かし方がある。
それに対して、同じくマラソンで腕を振るにも「縦にふる方が良い」または「横にふった方がしっくりくる」、
走り方にも「地面を蹴ったほうが良い」とか「太ももを高く上げたほうが感じが良い」など、
万人共通とは別のヒトそれぞれに合った(個性を重視した)身体の動かし方が存在します。
これを4つにまとめあげて理論化したものが「4スタンス理論」です。
4スタンス理論 4種類のタイプ
人間は土踏まずに乗せるのが基本
人間は、常に地球からの重力を受けて生活しています。
その為には、足裏にある「土踏まず」に体全体をあずけることがとても大切になります。
これが冒頭で挙げた人間共通の身体の使い方です。
4スタンス理論 4種類のタイプ
土踏まずに乗せるだけでも、これが人によって「つま先側が良い」、「内側が乗りやすい」などと個性がでてきます。
これが「4スタンス理論」であり、この土踏まずの重心のかかり方で身体の使い方も4つに分かれるのです。
つま先側に重心をとるタイプを「Aタイプ」、かかと側に重心をとるタイプを「Bタイプ」としています。
そのAタイプの中でも土踏まずの内側に重心をとるタイプ(つま先内側)を「A1タイプ」、
Aタイプで土踏まずの外側に重心をとるタイプ(つま先外側)を「A2タイプ」としています。
同じように、かかと内側を「B1タイプ」、かかと外側を「B2タイプ」としています。
つま先・かかとではない!?
よくメディアなどで、つま先・かかとと表現していますが、全て「土踏まず」の中での話です。
土踏まずのつま先側かつ内側を「A1タイプ」、土踏まずのかかと側かつ外側を「B2タイプ」という風にです。
この足裏のアーチである土踏まずに重心を乗せないと、スポーツなどでパフォーマンスが上がらないどころが、
骨格の歪みにつながりケガや故障をしやすくなりますので、注意が必要です。
ゴルフ4スタンス理論
4スタンス理論は、ヒトそれぞれに合った正しい身体の使い方を4つにまとめあげたものです。
特定のスポーツでけでなく、楽器の弾き方や日常生活までの全ての身体の使い方に関わってきます。
当然ゴルフにも4スタンス理論は当てはまり、横田真一プロが4スタンス理論を採用して、
2010年にキャノンオープンで優勝をしております。
ゴルフでの共通理論
ゴルフ4スタンス理論を語る前に、ゴルフをする上での万人共通の理論を挙げていきます。
- アドレスでは、軽くひざを曲げてお辞儀をするようにして構える
- バックスイングで上半身をねじり、下半身はなるべく動かさない
- スイング中は、前傾角度を維持して頭も動かさないようにする
などと、他にもまだありますが、これらが万人共通の身体の使い方になります。
ゴルフ4スタンス理論
4スタンス理論は、この万人共通の理論を実践するのにどうしても個性がでてしまう所(個性を無視できない)にあります。
まずアドレスですが、「軽くひざを曲げてお辞儀(前傾姿勢)をする」とあります。
ここで「お辞儀をしてからひざを曲げる」のがゴルフ理論では一般的ですが、
4スタンス理論は、逆の「ひざを曲げてからお辞儀をする」もタイプによってOKとしています。
基本のスイングは4つある!?
実際に、この方が安定したアドレスをしているゴルファーが沢山いるというのが何よりの証拠です。
また「バックスイングで下半身を動かさない」とありますが、「ひざを動かさない・固定する」が一般的ですが、
「腰を動かさない・上体の重みを腰で受け止める」もタイプによってはOKとしています。
このように4スタンス理論は、個性をまとめて、基本的なスイング(身体の使い方)を4つにまとめているのです。
ゴルフ4スタンス理論の注意点
1.タイプは生まれつきのもの
この4種類のタイプは、生まれつき決まっているものです。(先天性のもの)
ご自分のタイプが分かった後に、筋トレなど身体を改造してもタイプを変えることが出来ません。
ゴルフでは、B1タイプの人がタイガー・ウッズ(A2タイプ)のスイングを真似しても、
なかなか上手く習得することが出来ず、出来ても飛ばないどころがケガをしてしまうこともあります。
2.中間はない。1つに絞られる。
また、「AっぽいBタイプ」とか「バックスイングはAタイプでダウンはBタイプ」ということはありません。
中間・間の子というタイプは存在しなく、4つのタイプに必ず分けられるということです。
タイプチェックを個人的に行った時に、AとB両方のタイプがでてしまっても、それはやり方が悪いということです。
また、タイプチェックをする際に、身体の柔軟性が高すぎる人(身体が柔らかすぎな人)や
ケガや故障をしている人は、本来のタイプが出づらいことも少なくありません。
3.タイプに優越はない
プロゴルファーでも、全員が同じスイングをしておらず、選手それぞれ個性的なスイング・フォームがあります。
Aタイプだから飛距離がでるとか、B2タイプだから簡単にフォームを習得できるということではありません。
過去のマスターズの優勝者を挙げると、アダム・スコット(A1)・タイガー・ウッズ(A2)
ジョーダン・スピース(B1)・ジャック・ニクラウス(B2)となります。
どのタイプにもトッププロが存在しているということは、「4つのタイプに優越はない」ことを証明しています。
4.教える側も1つのタイプ
最後に、教える側も4つのタイプのうちの1つになりますので、違うタイプのスイングを見ると違和感を感じる時が多々あります。
- ダウンスイングで沈み込む動きをするBタイプをAタイプが見る時
- バックスイングで伸び上がる動きをするAタイプをBタイプが見る時
- スイングリズムが遅いB2タイプをリズムが速いA2タイプが見る時
などなど、見る側・指導者はそこが気になってしまい、直す必要がないのに無駄な時間を費やしてしまいます。
スイング理論は、習得する側にフォーカスされがちですが、教える側も専門的な知識はもちろんのこと、
4つのタイプの違いをはっきりと理解する必要があります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、有難うございました。