みなさん こんにちは(^^)
埼玉のゴルフスクールでは採用しているところが少ない「4スタンス理論」をタイプ別に説明していきます。
今回は、「A1タイプ」についてお伝えしていきます。
この記事は、約6分で読み終えることができます。
埼玉のゴルフスクールでは、まだ少ない!?ゴルフ4スタンス理論
ゴルフ4スタンス理論とは!?
ゴルフスイング理論が4つある!?
過去の投稿でも紹介しました「4スタンス理論」ですが、埼玉のゴルフスクールではまだまだ採用している所が少ないです。
この4スタンス理論とは、ヒト(人間)が身体を動かす時に、共通の理論だけではどうしても成立しするのが難しい部分、
つまり個性を否定できない部分が存在してしまいます。
この個性を尊重・理論化したものが「4スタンス理論」であり、ゴルフにも当てはまるということです。
同じ土踏まずでも人によって重心のとり方が違う
例えば、ゴルフではアドレスでは、体の重心を万人共通の「土踏まず」に乗せますが、
同じ土踏まずでも、人によっては「つま先側が良い」とか「外側がしっくりくる」ということがあります。
このように、ゴルフ4スタンス理論は、スイングだけでなくアドレス・グリップからフィニッシュまで、
それぞれ個性があり・違いがあるので、お手本となる基本的な「ゴルフスイング理論が4つある」ということになります。
A1タイプの特徴
1.アドレス
A1タイプのアドレスの特徴ですが、飛球線後方から見て、身体の「みぞおち部とひざを一直線上に保つ」ことが一番大切です。
その為には、まっすぐ立った状態からももの付け根にクラブを当てて、股関節から先にお尻を後ろに出すように前傾をし、
その状態をキープしたままひざを曲げる(足首を曲げるとなお良い)ことです。

みぞおちと膝を一直線上に保つ
感覚的な話ですが、身体のみぞおち部の重みをひざに乗せる感じで構えるとしっくりくるのが、A1タイプの特徴です。
また、みぞおち部と両ひざが作る「三角形の形を意識」するのも良いと思います。
スタンス(足幅)は広い!?狭い!?
A1タイプは体幹を斜め(クロス)に使うクロスタイプなので、体重移動を利用するスイングになります。

広めのスタンス
その為、スタンス(足幅)は広めで、狭いと身体を回すづらくなるか、バランスの悪いスイングになってしまいます。
また、目標方向に対してスクエアに構えるのが一般的ですが、
A1タイプは上半身と下半身を常に捻って使うのが特徴となっていますので(クロスタイプの特徴)、
スクエアに構えなくても、オープンまたはクローズドスタンスでもOKとしています。
ひじの位置
ゴルフレッスンとして一般的に、「肘の位置は両胸の前にする」とありますが、
4スタンス理論ではタイプ別に肘の位置は変わります。
A1タイプは、この一般的な肘の位置で、なおかつ肘の間隔は首幅が良いとしています。

肘の間隔は首幅
2.グリップ
ショートサムで斜めに握る
ゴルフ4スタンス理論では、タイプによって当然グリップも変わってきます。
まずA1タイプは、体の重心を土踏まずのつま先側にあずけるので、手も指先側で「指を引っ掛けるように」握ります。
日常生活だと、電車の吊り革・バックや買い物袋など指先で引っ掛けるように持つ方は、Aタイプの可能性ありです。
話をゴルフに戻しますが、A1タイプの左手のグリップは、親指を伸ばさない「ショートサム」で、

斜めのショートサム
その他の指は第2関節から曲げこんで、人差し指の第2関節から小指の付け根にかけてグリップが斜めになるように握り込みます。
ふところを使う!?
先程の「ひじの位置」とも関係しますが、A1タイプは「クロスタイプ」なので両肩と両腰を結んだ体幹の部分を、
交差するように斜めに使うという特性を持っています。(詳しくは、3項スイングにて)
この為、両ひじを体の背面ではなく胸側にもってくる、いわゆる「ふところを使う」タイプでもあります。
3.スイング
軸の移動が大きい2軸スイング
A1タイプは、アドレスで作った左足の軸をバックスイングでは右足に移動し、
ダウンスイングでは再び左足に戻すという、軸の移動が大きい「2軸スイング」となります。
1項のアドレスでも説明したように、アドレスからバックスイングさらにはインパクト(フィニッシュ)まで、
飛球線後方から見て「みぞおち部とひざを一直線上に保つ」ことがA1タイプの絶対条件になります。
これに追従して体幹の使い方は、バックスイングでは左腰から右肩へと対角線上に体幹を伸展するように、

体幹を斜めに使う
ダウンスイングでは右腰から左肩へ同じく対角線上に体幹を伸展していきます。
スイング軌道は「だ円」
A1タイプのスイング軌道は左足を軸とした「だ円」となり、
バックスイングがコンパクトでインパクト後のフォローが大きくなります。
また、体重移動が大きいのでインパクトは低く長い軌道、つまり「インパクトゾーンが低くて長く」、

低くて長いフォロー
目標に対してクラブヘッドを直線的に、フォローが真っ直ぐであるのが特徴です。
フォローを長くとかフォローで腕を伸ばすなどアドバイスするのは、おそらくAタイプの方でしょう。
「間」のあるスイングリズム
A1タイプはクロスタイプなので、体重移動の大きいゆったりとしたスイングリズムになります。
パラレルタイプのように「イチ、ニイ」の早いリズムではなく、
「イチ、ニイ、サン」のような間のあるスイングリズムになります。

「間」のあるスイングリズム
「イチ」でバックスイングをして「ニイ」で切り返しの間があり、「サン」でダウンスイングからフィニッシュという具合です。
この「イチ、ニイ、サン」に「イ~チ」または「サ~ン」のような、ゆったりとしたリズムでも良いでしょう。
同じクロスタイプのB2タイプの方が「間」がありますが、A1タイプも間がないとスイングとしては厳しいでしょう。
フィニッシュは逆C字型
またフィニッシュですが、右足はつま先で立ち、肘はあまり曲がらずに体に巻きついてくるので、
パラレスタイプのような「I型フィニッシュ」ではなく、「逆C字型フィニッシュ」になります。

逆C字型フィニッシュ
現在のスイングの主流は、「1軸スイング」なので「I型フィニッシュ」が流行りですが、
A1タイプはする必要はありません、ボールをコントロールできないばかりかケガや故障の原因にもなりかねません。
4.オススメの練習方法
みぞおちと膝を一直線上に保つこと
先程も言いましたが、アドレスからインパクトまで「みぞおちと膝を一直線上に保つこと」がとにかく大事です。
意識としては、アドレスで体のみぞおち部(の重み)を膝に乗せるイメージで、インパクトまでその重みを変えないことです。
平たく言うと、アドレスで「みぞおちと膝を一直線上」にしたら、スイング中「みぞおち部が動かない」ようにすることです。
こうすることで、A1タイプに必要な「ひじと膝をなるべく動かさないこと」が可能になります。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき有難うございました。