みなさん こんにちは(^^)
今回は、埼玉のゴルフスクールでは類稀なレッスンである「4スタンス理論」をお伝えしていきます。
この記事は、約7分で読み終えることができます。
埼玉のゴルフスクールではまだ浸透していない!?ゴルフ4スタンス理論
A2タイプの特徴
最近では、ゴルフ雑誌など各メディアで紙面をにぎわせている「ゴルフ4スタンス理論」ですが、
埼玉のゴルフスクールでもまだ浸透しておらず、当スクール(ゴルフスクールインパクト)を含めても、
レッスンに取り入れているスクールが数少ないというのが現状です。
できるだけ多くの方に、この素晴らしい理論を知っていただく為に、
先月も投稿しましたゴルフ4スタンス理論「A1タイプの特徴」に続き、
今回は、同じつま先側重心のAタイプで外側重心の「A2タイプの特徴」を説明していきます。
1.アドレス
まずA2タイプのアドレスの特徴ですが、A1タイプと同じ飛球線後方から見て、
身体の「みぞおち部と膝を一直線上に保つ」ことがとても大事になります。
A1タイプは胸側、A2タイプは背中側
A1タイプもA2タイプもみぞおちと膝を一直線上に保てば問題ないのですが、イメージを細かくすると、
A1タイプはみぞおちの胸側と膝の前側を、みぞおちの背中側と膝の裏側を保つようにするとさらに構えやすくなります。
実際の構え方はA1タイプの時と同じで、真っすぐに立った状態からももの付け根にクラブを当てて、
股関節から先にお尻を後ろに出すようにして前傾をして、この状態のまま膝を曲げると良いです。
この時に、骨盤の角度を保ったまま股関節から前傾をして、膝はそのまま足首を曲げるようにするとさらに良いです。
体幹(特に腹横筋)が弱いと、骨盤の前傾がきつくなり肩と腕中心のスイングになってしまいます。
スタンス(足幅)について
A2タイプは体幹を真っ直ぐ平行(パラレル)に使うパラレルタイプなので、体重移動の少ないスイングになります。
その為、スタンス(足幅)は狭い方がよく、広いスタンスだと体の軸を保てないかスウェイをしてしまうでしょう。
また目標方向に対して、身体の向きをスクエア(真っ直ぐ)に構えないとスイング軸を保てなくなりますので、
インテンショナルショット(意図的にボールを曲げる)以外は、身体の向きをスクエアにすることが特に大事です。
肘の位置
ゴルフ4スタンス理論では、タイプ別に肘の位置が変わります。
A2タイプは、一般的なゴルフレッスンで言われる「肘の位置は胸の前で絞るように」ではなく、
両肘ともに身体の脇腹付近で良く、肘も絞るような意識も必要もありません。
2.グリップ
ショートサムでほぼ真っすぐに握る
A2タイプは、身体の重心位置を土踏まずのつま先側にあずけるので、手も指先側で「指を引っ掛けるように」握ります。
この為左手のグリップは、親指を伸ばさない「ショートサム」で、その他の指は第2関節から曲げこんで、
人差し指から小指の付け根にかけて、グリップがほぼ真っすぐになるように握り込みます。
ハンドアップすることも大事!?
左手のグリップをほぼ真っすぐに握ることで、ハンドダウンのアドレスになってしまいます。
Aタイプのスイングの支点であるみぞおちにクラブを合わせるには、「ハンドアップ」にする必要があります。
(特にA2タイプは、グリップエンドをなるべくみぞおち付近に向ける必要がある)
3-1.スイング
軸の移動が少ない1軸スイング
A2タイプは、アドレスで作った左足の軸をスイング中あまり移動しない、軸の移動が少ない「1軸スイング」となります。
A1タイプと同じで、アドレス~バックスイングさらにインパクトまで、
飛球線後方から見て「みぞおち部と膝を一直線上に保つ」ことが一番大切になります。
4つのタイプで一番シンプルでお手本にされやすい!?
体幹の使い方は、バックスイングでは右腰から同側にある右肩を伸展するように使い、
ダウンスイングでは左腰から同側にある左肩を伸展するように使います。
このように体幹の同じ側を伸展するように使うので、体重移動の少ないスイングになるということです。
背骨を中心に上半身を左右に入れ替えるイメージでスイングすると良いでしょう。
また、4スタンスタイプの中で一番シンプルなスイングなので、一般的なゴルフレッスンではお手本にしやすく、
4スタンス理論を知らないスクール・指導者でも、「A2タイプ」の動きを指導している所は多いです。
その為、Bタイプが多い日本人は、なかなかゴルフが上達しない環境となっている訳です。
3-2.スイング軌道
A2タイプのスイング軌道は、体重移動が小さい為に「円運動」に近く、インサイドからストレートの軌道になります。
この為、A1タイプのようにボールに対して鈍角(シャロー)に入れず、少し鋭角(スティープ)にクラブを入れていきます。
またボールを線というより点でとらえて、Vの字に近い「U字軌道」のスイング軌道になります。
フォローでボールをコントロールする!?
A2タイプは、体重移動が少なめの背骨を中心とした1軸スイングなので、インパクトゾーンは短くなります。
インパクトゾーンが短いからといって、「当てて終わり」のスイングではなく、
左足軸でインパクトする為、Aタイプの特徴であるフォローでボールをコントロールしていきます。
3-3.スイングリズム
4つのタイプで一番「間」が少ないスイングリズム
A2タイプはパラレルタイプなので、体重移動が少ない速めのスイングリズムになります。
クロスタイプのように「イチ、ニ~イ、サ~ン」というゆったりとした間があるスイングリズムではなく、
「イチ」でバックスイング「ニイ」でダウンスイングのような、「間」のない速いテンポのスイングリズムになります。
同じパラレスタイプのB1タイプよりもテンポが速く、4つのタイプで一番テンポが速いスイングリズムになります。
3-4.オーソドックスなI字型フィニッシュ
A2タイプは、身体の左サイドでフォローとフィニッシュを行うので、
左足に下半身が乗り込みその上に上半身が起き上がるようなフィニッシュをしていきます。
この為フィニッシュは、オーソドックスなI字型のフィニッシュになります。
また、右足のかかとは上がりますが、A1タイプのように右足が伸びた状態ではなく、
いくらかゆとりがある(膝が少し曲がっている状態)になっているのもA2タイプの特徴です。
4.オススメの練習方法
みぞおちと膝を一直線上に保つこと
A1タイプと同じことを言いますが、アドレスからインパクトまで「みぞおちと膝を一直線上に保つこと」これが大事です。
膝にみぞおちの重みを乗せるイメージですが、A1タイプと違うのが背中側を意識することです。
また、一直線上に保つとありますが、地面に対して垂直ということも大事になります。
肘も動かさないことも大事
みぞおちと膝を一直線上に保ち、みぞおちと膝を動かさなくなったら、次は「肘(ひじ)」です。
スイング中、肘を動かさないようにすることも、体軸を崩さないスイングにするための条件になります。
よく肘は外側に曲げなければ良いとありますが、この場合「肘は曲げない」意識で行うと良いです。
(この意識で、肘は実際には曲がります)
初めのうちは身体がキツく感じますが、身体が安定していることに気づいてくるでしょう。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき有難うございました。