みなさん こんにちは(^^)
今回は、「最大飛距離が出る飛びの3大要素」についてお伝えしていきます。
この記事は、約4分で読み終えることができます。
最大飛距離が出る「飛びの3大要素」とは!?
1.ボールの初速
過去の投稿である検証しますシリーズ「ヘッドスピードは変わらないのに、なぜ女子プロの方が飛ぶのか!?」で、
「飛距離はボール初速の4倍」ということを説明してきました。
ヘッドスピードが速くてもミート率が悪いと「ボールの初速は上がらない」「飛距離が出ない」ということでした。
今回は、残りの2つの要素について説明していきましょう。
2.打ち出し角
打ち出し角とは、ボールが打ち出された弾道と地面の間にできる角度のことを言います。
やり投げなどのように空気抵抗をあまり受けなければ、打ち出し角は45度が理想なのですが、
ゴルフボールは表面のディンプルで空気抵抗を利用して、適度なスピンをかけてボールを飛ばすので、
ドライバーの理想的な打ち出し角は、「12~18度」と言われており、プロゴルファーもこの数字の範囲内の打ち出し角です。
飛ばしの条件は「ロフトとスイング軌道」
打ち出し角を決めるのは、基本的にクラブのロフトと(ダウンブローかアッパーブローの)スイング軌道によります。
「高い打ち出し角と低スピン」が飛ばしの条件と言われており、ロフト角に2~4度プラスした角度が良いとされています。
プロゴルファーは、ボールの初速が速いので約12度の低い打ち出し角でも、途中でボールが伸びるので問題ありません。
しかし一般ゴルファーは、プロゴルファーよりもボール初速が遅いので、打ち出し角が低いと途中でボールが伸びずに落下してしまいます。
その為、一般ゴルファーに最適なドライバーのロフトは11~14度で、打ち出し角も15~20度が良いとされています。
市販のドライバーのロフトは少し大きく表示(約2度くらい)されているので、このことを念頭において購入されると良いでしょう。
3.スピン量
スピン量とは、インパクトの時にクラブヘッドの溝とディンプルによって起こるバックスピンのことを言います。
このバックスピンはボールを上昇させる力にもなり(揚力)、ボールを飛ばすのにも必要なものです。
また、このスピン量が多すぎると吹け上がって距離が出なく、サイドスピンも左右に曲がる要素なので、距離が出なくなります。
一般的に目安として、ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーで適正なスピン量が2500rpm位と言われています。
ヘッドスピードによって適正なロフト角がある!?
ヘッドスピードが遅いゴルファーがロフトが少ないドライバーで打つと、バックスピンの量が少ないため、ボールが上がらずに飛距離が出なくなります。
逆に、ヘッドスピードが速いゴルファーがロフトの多いドライバーで打つと、スピン量が多すぎて、飛ばなくなるのです。
また、ドライバーなどのウッド系のクラブで、スライスが出るからといってクラブをダウンブローに入れすぎると、
かえってスピン量が多くなり飛距離が出なくなります。
ウッド系のクラブは、アイアンよりもボールの位置は左側になるので、インパクトは最下点を過ぎてから(または最下点)になります。
特にドライバーは、ティーアップしているので最下点を過ぎて、アッパー軌道でインパクトすることになります。
ボールを飛ばすのには、ボールの初速(スピード)だけではなく、打ち出す角度とスピン量が関わっていたのですね。
最後まで読んでいただき有難うございました。